サンフランシスコを拠点に活動しているプロデューサー、Mikey Sandersによるソロ・プロジェクト、Backbird Blackbirdが待望の2ndアルバム『Tangerine Sky』をリリース。
Blackbird Blackbirdについては「サンフランシスコ発の良質なドリーム・ポップ、Blackbird Blackbird」という記事で一度取り上げましたが、今作もかなり素晴らしい出来。EP『Boracay Planet』はダイナミックなインディー・ポップ・バンドのようなサウンドでしたが、先行シングルの「There Is Nowwhere」は昨今のインディーR&Bを連想させるしっとりと幽玄的なナンバーと新機軸を見せてきました。
そのせいか全く新しいアプローチになるのかと思ってところ、オープニングトラックの「Tangerine Sky」は1st『Summer Heart』と『Boracay Planet』を合わせたような美しいシンセ・ポップでグングン引っ張っていくBlackbird Blackbirdを象徴するようなナンバー。続く「Love Unlimited」もアルバム序盤のフックになる気持ちの良い1曲に。キラキラなドリーム・ポップ『Darlin Dear』、上で触れたR&Bテイスト「There Is Nowwhere」などジャンルを横断し、トレンドをおさえつつ前進したサウンドがダイナミックに展開されています。音色は変わらずBackbird Blackbirdそのものながら成熟されている印象です。
シンガーとしてギタリストとしてプロデューサーとしてのMikeyの魅力がつまった1枚に仕上がっているのではないでしょうか。オススメです。
『Tangerine Sky』日本盤はボーナストラックとして3曲が追加されています。「Star Faces」はすでに公開済み。
Blackbird Blackbird
blackbirdblackbird.net / Facebook / Twitter / SoundCloud / Bandcamp / YouTube / iTunes
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