Virgin Money が SSD Concerts と組んで新たな野外ライブ会場 Virgin Money Unity Arena をニューカッスルにオープン。Sam Fenderがライブを行い、2500人を動員。NHS(国民保健サービス)で働く人のためのチケットも用意された。
Fans react as Sam Fender opens UK’s first socially distanced outdoor venue
New Socially Distanced Music Venue in UK Hosts First Concert
Virgin Money Unity Arenaは、ソーシャルディスタンスが維持された野外ライブ会場だ。基本的には自動車で来場することを想定しているようで、チケットは車内で確認されてる。自転車やバイクで来場する場合はそのためのチケットを購入する必要がある。タクシーは良いが、徒歩、コーチ、バスでの来場は許可されていない。
Virgin Money is bringing live music back this summer
Virgin Money Unity Arena のウェブサイトによれば、スタッフは事前に衛生に関するトレーニングを受けており、会場では常にマスクを着用する。
客席は細かくブロック分けされており、最大5人収容。ブロック間は2メートル。トイレのためにブロックを出ることは可能だが、会場を出て再入場することは許されていない。当然、飲食物の持ち込みは許可されていない。ブロック内でフェイスマスクをしている人は少ないようだ。
飲食はアプリによる事前注文……とされていたが、アプリはまだリリースされていない。事前注文はウェブサイトから行い、当日受け取る形に。もちろんその場で買うこともでき、その場合は非接触型決済。バーには列ができている。並ぶときはソーシャルディスタンスを維持し、フェイスマスクが必須。
各ブロックにはテーブル、椅子、冷蔵庫が付いている……と事前の告知がされていたが、写真を見る限りテーブルと冷蔵庫は見当たらない。
Virgin Money Unity Arenaでは、今後 Two Door Cinema Club, Supergrass, The Libetinesなどが公演を行う予定。音楽ライブだけでなく、Dinosaur World Live(恐竜ショー)なども用意されている。ラインナップの公演時間を見てみると、各出演者は1日2回ライブを行うようになっている。キャパシティが押さえられた状況で収益を確保するための合理的な仕組みだ。
細かいブロックでライブを楽しむのがこの先数年のスタンダードになるのかもしれない。
日本では先日#ライブフォレストという野外フェスが開催された。こちらは観客を200人を上限としており、マスクや大声での会話をしない、ステージ前にソーシャルディスタンスを確保したキャンプチェアを設置するなどの対策がされている。
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