悲しみに包まれている……SoundCloudがデベロッパー向けのブログでAPIの制限を発表しました。
Backstage Blog – Introducing Rate Limits | SoundCloud Developers
SoundCloudは、そのサービスの発展にAPIの公開とそれを利用するデベロッパーの存在が欠かせなかったと冒頭で述べています。しかしそのエコシステムが成長していくにつれ、サードパーティが膨大な数となるとその中には利用規約に反する使用も見受けられるようになり、今回の制限に至ったとしています。適用は2015年の7月1日からで、24時間で15,000回の再生リクエストに制限されます。この変更は埋め込みプレイヤーには影響せず、あくまでもアプリにとどまります。いくつかのサービスにとっては大きな影響となりますが、SoundCloudは個別にコンタクトを取り、解決に導いていると書かれており、Hype MachineやShuffler.fmといったサービスはなんとかなりそうな雰囲気です。個人的には有吉パイセンとSoundCloudを利用するサービスをまさに作っていたところでして、様子見ナウでございます。
SoundCloud makes licensing deal with 20,000 independent labels | FACT
この辺りのお話とも関係してくるのでしょうか。SoundCloudのAPIを利用したサービスの中では、レーベルやアーティストからしたら不本意やろな〜というものも少なからず存在しています。SoundCloudはすでに巨大なサービスですが、ロイヤリティについてはクリアになっておらず現在レーベルなどとの交渉を行っています。SpotifyしかりTwitterしかり、ある程度大きくなったらサードパーティを締め出す(というのは言い過ぎかもしれませんが)というのは、この世の常でして、まぁインディーであり続けるって難しいよね、みたいな。
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