湯川潮音の新名義sioneがVirgin Babylon Recordsで始動。プロデュースは同レーベル主宰であるworld’s end girlfriendが担当し、7月22日にEP『Golden Age』が配信リリースされた。アートワークを担当したのはイラストレーターの岸野衣里子。
この新名義「sione」は湯川潮音の声、唄を中心に楽曲は制作されているが、歌詞があるわけではない。受け手によっていかようにも変化するようにできている。言葉の響き、美しさを大切にしてきた彼女があえてこのような表現を行うことで、そこに受け手にとって開かれたある種のポップさが生まれている。このポップさは、大きな時代の流れとは無関係に個人に響くのだと思う。
以下、bandcampから引用。
world’s end girlfriendと新しいプロジェクトを始めました
今、拠点を日本とニューヨーク 二カ所に構え
生活する中で
より「ことば」というものについて考える時間が増え
それと同時に「ことば」がなくても
伝わるものについても体感する機会が増えたように思います私の原点は小学校時代に出会った合唱隊にあります
歌うのは、宗教音楽や現代音楽ばかりで
その意味やことばを深く理解していたわけではなかったかも知れないけれど
複雑に入り組んだ、構築された世界の中で
ただ声を出す歓び
ハーモニーによって表現される
躍動感、喪失感、安堵感
まだ実際に経験したことのない感情までもを
感じとるのが心地よかったのを今でも覚えています今作は私の中での、そういったものに焦点を当ててみたいと思いました
デビューから「ことば」というものを
大切に音作りをしてきましたので
このプロジェクトは自分にとって
B面のもう一人の自分のようで
計り知れないような広がりを持つ部分でもあります私の声から新しい響きを導き出してくれた
WEGにとても感謝しています湯川潮音
年内にはフルアルバムリリースも予定されているとのこと。こういった直接的に伝えるのではく、個人の体感で解釈する音楽が大好きなので、楽しみ。せっかくなので、湯川潮音名義での楽曲もいくつかご紹介。
湯川潮音
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