レコチョクが月額1480円で100万曲聴き放題サービスを開始しました。
100万曲聴き放題!レコチョク「月額」開始

海外ではすでにSpotifyRdioPandoraなどの音楽ストリーミングサービスが盛り上がっています。この流れは遅かれ早かれ日本にも訪れるでしょう。

現在の音楽体験の流れはCD→ダウンロード→ストリーミング。ストリーミング配信になることで楽曲を所持しない新しい音楽体験が登場しました。好きなときに好きなだけ聴けるラジオみたいなものですね。1500万曲以上聴き放題で、月額400円〜800円のSpotifyと比べると割高な気がします。感覚としては、毎月輸入盤を1枚買うくらいの金銭感覚でしょう。そう思うと安い?ただレコチョクの場合、AndroidとiPhoneからのみなので、やっぱり割高ですね。

レコチョクを使っていなので、まだ何とも言えませんが、インターフェースやソーシャルメディアとの連携は普及のカギとなるはずです。スマートなインターフェースをもち、聴いている楽曲をソーシャルメディアでシェアできるSpotifyは、Facebookとの提携で勢いを伸ばしました。「友人が〜を聴いています」から先のシェア体験を提供できるかどうか。そう考えると、記事のなかには日本の音楽配信も世界基準に一気に近づくとありますが、まだまだといったところではないでしょうか。

もう一つ関連する記事を。

「レコード音楽は無料であるべき」と考えるGroovesharkの「6つの理由」
わからないでもない。が、音楽を作る当事者じゃない人間がこのようなことを言うとなるとどうだろうか。実際彼がミュージシャンだったのか何なのか知らないけれど、値段をつけて作品を販売するということがどういうことなのか考えるべき。値段をつける必要がないなら全てYouTubeでもSoundCloudでも、そのへんの路上でも、どこへでも公開するのではないでしょうか。値段をつけるというのは飯の種にするということだろう。それを勝手に無料であるべきなどと。まじか。

確かにライブ市場は伸びている。ライブで飯を食うなら、知名度を上げる必要があり、無名のミュージシャンがプロモーションする場としてGroovesharkは確かに有効だろう。ただ、そのミュージシャンが値段をつけて音楽を売っているならば、そのミュージシャンを尊重するべきではないか。それは「音楽は無料であるべき」「そもそも音楽は無料だった」とか「ライブ市場が伸びている」とかいう話ではない。

さらに言うと「無料であるべき」とか「もっとミュージシャンに還元されるべき」とか、これ正直言って外野が騒いでも仕方がない。これは当事者であるミュージシャンがどう思うかって話。どう思うかって話なんだけど、Groovesharkのように最初から「こうだろ!」って言うのはおかしい。あくまでも「こういうキッカケ作ったけど、アーティストもオーディエンスもハッピーになるんじゃね?え?ダメ?ダメならもうちょっと考えるわ」くらいで良いと思う。

とにかく、確かなのは、音楽とインターネットが結びついて、アーティストの当事者性が増したということではないでしょうか。レコード会社や音楽サービスに任せっきりではなく、本人たちがどう考えどう動くのか。そこだと思います。

日本のザッカーバーグは誰だ!? ジャパニーズスタートアップ、世界へ行く from 『WIRED』VOL. 3
僕の友人が関わっているウェブサービス、mashroom.fmがWIREDに取り上げられています。ちなみに雑誌のほうにも掲載されています。mashroom.fmとはYouTube上の動画を6本までマッシュアップできるサービスでSXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)にも出展していました。ウェブサイトを訪問するとマッシュアップされた素晴らしい音楽で迎えてくれます。

僕のアイデアも形になればSXSWいけるかな。ちなみにWIRED、ショーン・パーカーが語るSpotifyの話面白いですよ。

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