私も細々としょうもないコラム的な何かを執筆していることで話題沸騰のKKBOX。KDDIが2010年に子会社化、日本展開を開始したアジア最大の音楽配信サービスですが、今回世界最大のインディペンデント系音楽レーベルのデジタル権利団体Merlinとの契約に合意したとのことです。
MERLIN ANNOUNCES MULTI-TERRITORY AGREEMENT WITH KKBOX | MERLIN NETWORK
KKBOX Senior Vice President ジョセフィン・チェンのコメント
Merlinの有するインディペンデント系音楽が、KKBOXのリスナーに更なる音楽体験をもたらすことに喜びと興奮を感じます。私たちは今後も楽曲カタログを増やし続け、音楽とテクノロジーの発展とともにインディペンデント系アーティストの楽曲や作品を紹介していきます。
KKBOXは日本最大の2000万曲以上というカタログをもち、日本、台湾、香港、シンガポール、マレーシア、タイ、マカオのアジアを中心に1200万人のユーザーを有する巨大なサービスです。日本から利用できる音楽配信サービスとしては、Spotify並みの便利さとなっています。洋楽はもちろん、ceroの『Obscure Ride』やミツメの『めまい』、never young beachの『YASHINOKI HOUSE』などジャパニーズインディーも意外と充実しており、なかなかナイスなサービスです。
で、Merlinですが、Spotify、Rdio、Pandora、Beats、VEVOなども契約しているデジタル権利団体です。世界40カ国、20000に及ぶインディペンデント系音楽レーベルのデジタルディストリビューションを行っており、３大メジャーレーベルに次いで全世界のデジタル配信マーケットで10%以上のシェアを占めていると伝えられています。
Merlin CEO チャールズ・カルダスのコメント
Merlinはまさにグローバルな組織です。そして、我々はKKBOXとパートナーになれたことを大変光栄に思います。この契約により世界中のMerlinのメンバーやアーティストに対して、アジア各テリトリーにおけるデジタル音楽配信の収益をもたらすことになるでしょう。
というわけで、この契約により色々と配信が解禁するということですな。具体的なレーベル、アーティスト名は発表しておりませんが、Merlinには4AD、マタドール・レコード、ラフ・トレード・レコード、XLレコーディングスを取りまとめるベガーズ・グループやエピタフ・レコードといったお馴染みのグループが含まれている模様です。洋楽ファンには朗報っぽいぞ！ いやーしかし知名度がなかなか上がりませんが、ナタリー等とのコラボ的な何かはないのでしょうか……
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