Appleが現地時間9月7日に新製品を発表を行った。注目はやはり新型スマートフォン「iPhone 7」。以前から噂されていた通り、イヤフォンジャックがなくなっている。代わりにLightning端子に接続する新型イヤフォン「EarPods with Lightning Connector」が付属される。これまでイヤフォンが使えなくなるわけではなく、付属の「Lightning – 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ」経由で接続することができるので安心してほしい(ただし見た感じは超ダサい)。「iPhone 7」 の予約は9月9日からで、発売は16日。価格は7万2800円(税別)からとなっている。
今回の「iPhone 7」をキッカケにイヤフォン/ヘッドフォンのワイヤレス化は加速しそう。本記事ではAppleが発表した「AirPods」とBeatsの新製品、ついでにCome In Come OutがオススメするBoseと話題のBragiを紹介する。
AirPods
Appleはワイヤレスイヤフォン「AirPods」も発表した。専用に設計された「W1チップ」を搭載し、ワンタップで自動的に電源がオンになる。耳に装着されたことを感知し、耳から外すと一時停止する優れもの。もちろんマイクが内蔵されており、Siriにも対応している。1回の充電で5時間再生できるとし、24時間以上聴き続けられるように複数回充電できる充電ケースも付属。充電ケースは15分の充電で3時間再生できるとしている。イマイチなのは見た目だけ。こちらは10月下旬に発売。価格は1万6800円(税別)。同梱しないんかいな。
Beats
engadgetの記事によるとW1チップはBeatsブランドにも搭載されるという。Appleは7日に合わせてワイヤレスヘッドフォン「Beats Solo3 Wireless」とワイヤレスイヤフォン「BeatsX」「Powerbeats3 Wireless」を発表している。「Beats Solo3 Wireless」は最長40時間持続するバッテリーを内蔵している。iPhoneのカラーに合わせた4色展開で、ロゴも派手に主張していない。これまでの製品よりもクールに思える。「BeatsX」は最長8時間持続するバッテリーが内蔵され、首にかけられるようにケーブルがついているシンプルなもの。「Powerbeats3 Wireless」は最長12時間持続のバッテリーを内蔵、イヤーフックがついたスポーティーな仕様だ。「Beats Solo3 Wireless」は¥29,800(税別)、「BeatsX」は¥14,800(税別)、「Powerbeats3 Wireless」は¥19,800(税別)となっている。
Bose
Boseのワイヤレスイヤフォンも評判が良い。今年リリースされたワイヤレスヘッドフォン「QC35 wireless headphones」はBoseらしいシンプルなデザインがナイス。ノイズキャンセリングを搭載し、1回の充電で最大20時間の再生が可能。動きやすさを追求したワイヤレスイヤフォン「SoundSport wireless headphones」は、実際に使っているが、よく耳にフィットしてサウンドも悪くない。ただ公式サイトのレビューでは不良品が多いと酷評されている…。
まぁあれだ、Boseの良いところはロゴが控えめなところなんだ。
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Bragi
世界でもっともシンプルかつクールなのはドイツBragiの「The Dash」、新たに発表された「The Headphone」だ。どちらもノイズキャンセリングを搭載し、タッチインターフェース、マイク内蔵で防水。「The Dash」は専用アプリと接続することで、ランニング時には心拍数/歩数/距離/時間/カロリー、サイクリング時には心拍数/カロリー/時間、スイミング時には心拍数/カロリー/時間までトラッキングしてくれる。価格は$299.00。「The Headphone」はそのシンプルバージョンで、トラッキング機能はなく価格も安く$119.00。現在プレオーダー中。
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いずれのイヤフォン、ヘッドフォンもBluetoothで接続するワイヤレス。遅延を感じることはないが、複数のデバイスで使用していると不安定になることはあるし、充電も面倒だ。しかし、思った以上にコードがないというのは楽だ。断線で買い換えることもない。いずれは充電もワイヤレスになり、バッテリーを気にしなくて良くなるだろう。何が怖いって「The Dash」も「AirPods」も左右はコードで接続されていないので、落としたら泣くしかないという…。あと音は気にするな。
しかし「iPhone 7」、Suica対応と防水でフジロックがはかどりますね。
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