良質なインディーミュージックをすさまじいペースでアップしてくれる米の音楽メディア、indie shuffle。Hype MachieやShuffler.fmの常連でもあり、インディー好きにはお馴染みのメディアです。
indie shuffleはGoogleで3年を過ごした経験のあるファウンダーのJason Grishkoff、チーフエディターのHannah Simonを中心としたウェブメディア。「ロボットよりも人間のほうがより良いミュージックディスカバリーを提供できる」というコンセプトの元に運営されており、非常に好感のもてるメディアです。世界中からライター/音楽ファンが参加しており、その数はなんと60名以上。1日にアップされる記事は20本近くにもなります。
その記事は、特定の1曲の紹介のみ。SoundCloudから音源を取得し、簡単なレビューやバイオが記されています。ジャンルタグや関連アーティストも記載されており、聴いたことがない楽曲でも触れやすくなっています。楽曲を再生するとラジオプレイができ、1曲終わると新たな楽曲が再生されます。記事を読んでも良いし、ラジオとして流しておくのもOK。COLLECTIONというプレイリストもあります。indie shuffle内で別の記事へ飛んでも再生が止まることはありません。
また、Facebook/Twitter/Googleのアカウントでサインアップすることで楽曲をお気に入りに登録することができます。よく出来てますね。
indie shuffleにはiOSアプリ、Androidアプリがあります。今回は先日やっとiOS7に対応したiPhoneアプリをご紹介します。
基本的にはウェブ版をそのままアプリに落とし込んだ形ですが、よりラジオとしての性格が強いです。現在のバージョンは立ち上げた時にサイドドロワーがいきなり出てくるのが謎ですが、まず最新の記事が表示されます。テキストの部分をタップすると記事へ、画像をタップすると楽曲が再生されます。「戻る」と「CLOSE」がナビゲーションバーに表示されているのも謎です。
楽曲を再生すると画面下部にプレイヤーが出てきます。ラジオのように次々に楽曲を再生することできます。これは素早い更新スピードをもつindie shuffleだからこそできることです。立ち上げた時に新しい楽曲がなければ、ユーザーは離れてしまいます。
ウェブと同じようにソーシャルメディアアカウントでサインアップすると、楽曲をお気に入りに登録できます。
COLLECTION(プレイリスト)やジャンルで楽曲を再生することももちろん可能。また、記事についているタグからも楽曲を絞り込むことができます。
まぁ正直なところロボットがレコメンドしようが人間がレコメンドしようが、そこに「好みの曲に出会える」という体験さえあれば何でもよくねという感じではあります。とはいえ、やはり、友達や趣味が同じキュレーターが「こういう曲が良いよ、こういうアーティストでこういう雰因気だよ」と勧めてくるほうが、刺さりやすいというか、温かいんでしょうね。音楽がコミュニケーションツールになれるかどうかという話なんだと思います。「好みの曲に出会える」の先にあるコミュニケーション設計まで出来ると素晴らしいですね。自分だけが良い曲に出会っても寂しいので。
ということでindie shuffleのアプリは、キュレーターが云々というのは置いておいて、ミュージックディスカバリーに持ってこいなので是非この機会に試してみては。App Storeからダウンロードできます。
indie shuffle
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