フジロック2012が終了。皆様、お疲れ様でした。会ってくれた方、ありがとうございました。
今年のフジロックは天気に恵まれ晴れ続き。最終日にパラっと降った雨は雨のうちに入らないようなものでした。なんでも全日晴れは13年ぶりだとか。せっかく買った雨具の出番ありませんでした。残念。一度ザァっと降ってくれたら、砂埃もなくなるし、前方で座る人もいなかったかもね。あれめっちゃ鬱陶しい。

Friday

Fuji Rock Festival

The Bithday

1時間ほどリストバンド交換に並び、やっと入場。ただいまフジロック。グリーンではThe Barthdayがプレイ中。それを横目に通り過ぎ、アーティストグッズ売り場下で就寝。暑すぎた。

Boom Boom Satellites

ブンブンを見るのは二度目。悪名高き昨年のSONIC MANIAで見ましたけど、やっぱり楽しいな。

The Kooks

友人が大好きで、僕もそこそこ好きで見たかったのだけれど、人がハンパない。友人が中に入っていくのを黙って見送り僕はフェードアウトしたのでした。

Beady Eye

Oasis最後の日本公演となった09年のフジロック。そのメンバーが3年ぶりにフジロックに帰ってきた。始まる直前、Coldplayの「Clocks」が流れていたのが気になったが、登場したリアムはごきげん。メンバーはPretty Greenに身を包んでいた。肝心の声のほうはイマイチ。それでも中盤は徐々に声を取り戻していったものの、マイクを終始気にしていた。いつもだが、いつもより。

Oasisの曲をプレイするという宣言通り、5曲目に「Noel Gallagherに捧げる」と「Rock ‘N’ Roll Star」。9曲目に「ハイフライングスマーフスに捧げる」と「Morning Glory」。さすがに大歓声があがる。『Dig Out Your Soul』ツアーよりも声が出ていた。Oasisの曲をBeady Eyeでプレイしても、この人が歌ってるのだからOasisと変わらんなぁと思いつつも、フルメンバーのOasisとしてまた見たいと思ってしまう。

ちなみに、この後プレイしたヘッドライナーThe Stone Rosesを観客に混ざって普通にノリノリで楽しんだご様子。
フジロックの後、韓国のJisan Valley Rock Festivalに出演した。ここでもThe Stone Rosesと共演。さぞかし幸せっただろう。おれもローゼスもっかい見たい。

セットリスト
01 Four Letter Word
02 Beatles And Stones
03 Bring The Light
04 World Not Set In Stone
05 Rock ‘N’ Roll Star
06 The Roller
07 Standing On The Edge Of The Noise
08 The Morning Sun
09 Morning Glory
10 Wigwam
11 Sons Of The Stage

The Stone Roses

今回のフジロックはThe Stone Rosesのためにあったと言っても良いのでないでしょうか。今年、劇的な再結成をしたローゼズ。まさか日本で見れるなんて。

21:30、定刻通り、The Stone Rosesが登場。「I Wanna Be Adored」でスタート。

遂にこの日がキタって感じで会場のテンションが上がっていく。オーディエンスも合唱。あれ、ギターこんな音だっけ、ベースもっとごつくなかったっけ、イアンはまぁこんなもんだろう、いや、もうどうでも良い、ローゼズ見れるなら何でも良い。レニの頭どうなってんだ。

「Mersey Paradise」はB面曲。知らねぇよ……。「Saly Cinnamon”、ああ、マジで良かった。「Fool Golds」から怒涛の名曲ラッシュ。気持ち良い豪華なグルーヴ。ジョン・スクワイアの調子も徐々に上がってきて、ラストは待ってました「I Am The Resurrection」。超感動した。やばい。合唱。あいあーむざーれずあれくしょーん!!もう何も言えない。鳥肌たったわ。アホの人みたいな感想書いてるけど、とにかく多幸感がすごかった。

ブルース・リーのフィギュアで遊ぶイアンが印象的だった。最後は4人で抱き合って、手をつなぎ一礼。本当に感動。ありがとう!

セットリスト
01 I Wanna Be Adored
02 Mersey Paradise
03 (Song for My) Sugar Spun Sister
04 Sally Cinnamon
05 Ten Storey Love Song
06 Where Angels Play
07 Shoot You Down
08 Fools Gold
09 Something’s Burning
10 Waterfall
11 Don’t Stop
12 Love Spreads
13 Made Of Stone
14 This Is the One
15 She Bangs The Drums
16 I Am The Resurrection

Saturday

Fuji Rock Festival

Cloud Nothings

なんとか間に合ったCloud Nothings。めっちゃ良い!Sonic Youthみたいだった。わかんないけど。彼らのアルバムは今年ベスト級のできなので、是非。そのあとは友人と待ち合わせをして、OASISでメシ。The Heartbreaksを華麗に諦め、友人の基地にお邪魔。誰もいない基地はぶっ壊して良いと思う。

Fuji Rock Festival

Ray Davis & Band

じじいかっこよすぎ。The Kinksから全然色あせていない。The Kinksの名曲を織り交ぜ、最後は”You Really Got Me”から”All Day And All Of The Night”という最強の流れ。オーディエンスも一気に爆発したのでした。見れて本当に良かった。ちょっと寝たけど。

The Specials

再結成のThe Specials、来日は09年のSUMMER SONIC以来、かな?
結構楽しみにしてたんだけど、5曲目あたりから記憶ないですね。って言ったら怒られました。Colemanのイスが良くなかったんですね。

アンコールはちゃんと見ましたよ。いや、良かった、ほんとに。薄っぺらいけど。

Spiritualizedは諦めました。妥協って恐い。

サカナクション

グリーンの待ち時間にうっすら聞こえてきた”バッハの旋律を夜に聴いたせいです”。ずいぶんの評判もよく、いつかしっかり見てみたいですね。

Noel Gallagher’s High Flying Birds

今年三度目の来日となるNoel Gallagher。ワタクシ、今回で今年4度目のNoel Gallagher。それでも彼の素晴らしい曲群には感動してしまう。そして安定した完成度。来場者の中には、深夜に行われたリハーサルを運良く聴くことができた方もいたとか。

ノエルはどのヘッドライナーよりもオーディエンスとコミュニケーションをとっていた。「おれと結婚したいのか?セカンドワイフにしてやる」とセカンドワイフをゲット。しかし「私がノエルのセカンドワイフだ」と主張する人が何人かいたみたい。サイケデリックでジェームス・ボンドを彷彿とさせる「Freaky Teeth」は最前列の女性に捧げられた。他にも「とぅーさうざんどいぇん」でピックを売ってやるとか。

セットリストは前回のジャパン・ツアーとまったく一緒。序盤はたんたんとプレイ。アンコール1曲目の「Let The Lord Shine A Light」はやはり皆ポカーンであったが、続く「Whatever」は驚いたような歓声が。「Little By Little」からラストはお決まりの「Don’t Look Back In Anger」。2度のサビはもちろんオーディエンスに。大合唱だった。

現在、ワールドツアーのドキュメンタリー撮影中で、DVDは今秋にリリースされる予定。フジロックの写真をInstagramでシェアするとDVDのブックレットに使用されるキャンペーンを行なっている。Instagramでのハッシュタグは#NGFUJIROCK。是非、トライしてみて欲しい。

セットリスト
01 (It’s Good) To Be Free
02 Mucky Fingers
03 Everybody’s On The Run
04 Dream On
05 If I Had A Gun
06 The Good Rebal
07 The Death of You And Me
08 Freaky Teeth
09 Supersonic
10 (I Wanna Live In A Dream In My) Record Machine
11 AKA… What A Life!
12 Talk Tonight
13 Soldier Boys And Jesus Freaks
14 AKA… Broken Arrow
15 Half The World Away
16 (Stranded On) The Wrong Beach
~Encore~
17 Let The Lord Shine A Light
18 Whatever
19 Little By Little
20 Don’t Look Back In Anger

Sunday

Fuji Rock Festival

井上陽水

「ありがとうサンキュウ お幸せに」
Alt-JとFucked Upのサイン会を横目にOASISで鮎を食べ、グリーンへ移動。友人の友人の基地にお邪魔。ちょっと寝たけど、「少年時代」はバッチリ聴きました。良かったわ。しみじみした。いや、めっちゃ良かったよ。

Jack White

Jack White

水色のセットアップを着つけたJack White。バンドメンバーは女性ばっかりだ。っていうか何この人、かっこよすぎじゃん?やばくない?完璧だったよね。The White Stripesの曲も数曲プレイ。「Hotel Yorba」はカントリー調が増していた。ラストは「Seven Nation Army」。オーディエンスの中でリフの合唱が起きる。3日目のベストアクトはRadioheadよりもこのJack Whiteを推したい。

セットリスト
01 Dead Leaves And The Dirty Ground
02 Missing Pieces
03 Love Interruption
04 Hotel Yorba
05 Top Yourself
06 Blue Blood Blues
07 Weep Themselves To Sleep
08 Trash Tongue Talker
09 Take Me With You When You Go
10 Steady, As She Goes
11 Seven Nation Army

Elvis Costello And The Imposters

Elvis Costello

特に感想はないですね。ってのは特に好きじゃないから。ワンパターンで飽きちゃった。

Radiohead

遂にフジロックにRadioheadがやってきた。渋谷スクランブル交差点を混乱させたのは記憶に新しい。Radioheadを見るのは08年のさいたまスーパーアリーナ以来。後方にいたのでステージを見ることはできず、サイドスクリーンから。12枚のバックスクリーンもかろうじて見ることができた。……というか人が多すぎて身動きできなかった。山の中にも人いたもんね。

トム・ヨーク、髪長い。彼の日本語MCは相変わらず愉快だ。「いらっしゃあぁ」「これはKid Aです!」(キレイです!に聞こえたけどどっちなんだろ)

どの曲もすごくダンスミュージックなアレンジをされている。綺麗になって瑞々しい、みたいな感じ。Radioheadってどうしたら良いのだろう。どうしたら良いってなんだ。いや、よくわかんないけど、よくわかんなくない?アートととして鑑賞してしまいました。聞き入ってしまう。The Stone RosesともNoel Gallagherとも違う、音のレイヤー。不思議。

「Ideoteque」でミスはあったものの、完璧な完成されたパフォーマンス。圧巻。さすがだ。「There There」大好き。人ごみを避けるために、ラストの「Paranoid Android」の途中で離脱したのでした。

『The Bends』や『OK Computer』の楽曲がもう少しあったら嬉しかったと思いつつ、彼らのセットリストはいつもこんなもんか。

セットリスト
01 Lotus Flower
02 Bloom
03 15 Step
04 Weird Fishes/Arpeggi
05 Kid A
06 Morning Mr. Magpie
07 The Gloaming
08 Separator
09 Pyramid Song
10 Nude
11 Staircase
12 There There
13 Karma Police
14 Myxomatosis
15 Feral
16 Idioteque
〜Encore〜
17 Give Up the Ghost
18 You and Whose Army?
19 Planet Telex
20 Everything In Its Right Place
21 Reckoner
〜Encore〜
22 Bodysnatchers
23 Paranoid Android

いやぁ、楽しかったフジロック。とにかく人が多かった。なんでも14万人の動員だとか。人が多かったせいか、3G回線に全く繋がらず、iPhoneは完全にデジカメとなってしまった。行列とゴミ散乱とグリーンのイス、合わせて来年は改善してもらいたい。

手から運動会の匂いがするのももう終わりかー。寂しい。来年の出演者なんてまだまだ分からない、それでもまた行こうと思わせてくれるのがフジロック。思い返すとOASISでメシ食って寝てただけで、ホワイトより上行ってないし、もったいないことしたな・・・。

ではまた来年!

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