日本版 YouTube 公式ブログ より
2018年7月27日（金）～7月29日（日）、新潟県湯沢町苗場スキー場で開催されるFUJI ROCK FESTIVAL ’18のステージがYouTubeのフジロック公式チャンネルで配信されることが発表された。
FRF’18 YouTubeライブ配信決定！ | FUJI ROCK FESTIVAL ’18
フジロックフェスティバル ‘18、YouTube でのライブ配信が決定しました！ | 日本版 YouTube 公式ブログ
フジロックは、GREEN STAGE、WHITE STAGE、RED MARQUEE、FIELD OF HEAVENの4ステージで行われるパフォーマンスと出演アーティストのメッセージやインタビュー動画などを会場から配信する。配信スケジュールやアーティストラインアップは後日発表。ライブ配信協賛には、ソフトバンク株式会社。このソフトバンクの制作支援により、パフォーマンスのVR映像の公開も予定されているという。
2018.07.23 追記
配信されるアーティストが発表されています。
FRF’18 YouTube ライブ配信アーティスト
YouTubeの音楽部門総責任者リオ・コーエンは以下のようにコメントしている。
フジロックは世界中の音楽愛好家から最も期待されているイベントの 1 つです。
YouTube で初めてこのイベントをライブ配信し、
実際に体験していただけることは誠に素晴らしいことです。
世界中のファンのみなさまにとって、このような文化的な瞬間に参加し、
フジロックのようなフェスティバルから新たな才能を発掘することは、
非常に重要なことであり、
YouTube はこれらを行うのに最適の場所です！
今回あわせてGoogle アシスタントとの連携も発表された。スマートフォンのGoogle アシスタントや Google Home に話しかけるとおすすめのアーティストの紹介やプレイリストが楽しめる。
音楽フェスティバルのライブ配信といえばUltra Music FestivalやCoachellaがポピュラーだが、LivelistやLiveXLiveといった配信プラットフォームの盛り上がりと共に配信されるフェスは増えている。昨年はRedBull TVもいくつかのフェスを配信していた。また、The Governors BallがAT&Tと、BonnarooがTwitterの元で配信するなど、フェスがサービス事業者と組むケースは多い。
日本では、フジロックが2013年にYouTubeでライブ配信されたNine Inch Nailsのステージ、同じくYouTubeで配信されたUltra Japan、GYAO!で一部ステージが中継されたVIVA LA ROCK 2018、Abema TVで配信されたMETROCK 2018といった例があげられる。
何を目的にするかによって選定する配信サービスは異なるが、海外アーティストが多いフジロックはグローバルで閲覧できる（はず）のYouTubeは適切な選択だろう。もちろん配信そのものを認知してもらう必要があるが、ライブ配信によって世界の音楽ファンが日本の音楽に出会う、フジロックというものを知ることができるはずだ。
フジロックやサマソニといった海外アーティストが多く出演するフェスでは、国外からの訪問者も多い。現状、不十分な印象がある国外に向けたアピールは今回をきっかけにして加速してほしい。もちろんライブ配信をすれば良いという話ではなく、SNSやウェブサイトの運用も含めデジタルでどうフェスの魅力を伝えていくか、ライブ配信で得た認知をどう深めるか、全体を考える必要はある。
それでもこれは大きな一歩だ。みんなのマナーも良くなるといいね。
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