フリーミュージック/フリーコンテンツ —インターネットレーベルと初音ミク現象に見るコンテンツ制作者の未来

「フリーミュージック/フリーコンテンツ —インターネットレーベルと初音ミク現象に見るコンテンツ制作者の未来」というたいへん興味深い論文がウェブ上で公開されている。

平成25年1月17日から20日まで行われた「平成24年度 武蔵野美術大学 卒業・修了制作展」で展示、発表した論文「フリーミュージック/フリーコンテンツ —インターネットレーベルと初音ミク現象に見るコンテンツ制作者の未来」を本名名義で公開いたします。

詳しくは著者のブログを見てみて欲しいが、概要はこのようになっている。

「フリーミュージック/フリーコンテンツ」とは、インターネットに溢れる音楽を中心としたコンテンツと、それに関わるコンテンツ制作者、そして彼らが形成するコミュニティを表す言葉です。パーソナル・コンピューターの低価格化やインターネットの普及は、個人によるコンテンツの制作と発表の敷居を下げました。そのことがもたらしたのは「コンテンツがインターネットで発表され、そのコンテンツを介してコミュニケーションが行われ、コミュニケーションによって新たなコンテンツが生まれる」という基盤を形成したことです。
本論では、「フリーミュージック/フリーコンテンツ」の流れの中でも、特にインターネットレーベルと、初音ミク現象を扱い、「フリーミュージック/フリーコンテンツ」をいかにして存続させていくか、ということを考察します。そして、近しい文脈の文化を繋げて巨大な内輪を形成することと、ふたつの事象を同時に俯瞰することで浮かび上がる固有の価値を提示することを、問題解決のための打開策として提案しています。(本文「はじめに」より抜粋)

とのことで音楽に限らず、コンテンツの製作者は是非読んでおきたい内容となっている。ファイル形式はPDFで、クリエイティブ・コモンズ 表示 – 非営利 2.1 日本 ライセンスの下に提供されている。

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