Daft PunkがSpotifyで新しいプレイリストを公開した。

自分の好きなアーティストが何を聴いているのか知る機会はなかなかないが、Spotifyがその一つになりそうだ。こういうのはいつだって楽しい。音楽への関与度を高めてくれる。

8月に公開されたプレイリストはThomas Bangalterによるセレクトだったが、今回はGuy-Manuel de Homem-Christoによるもの。ラップ、エレクトロニック、クラッシックロック、ポップなど幅広く、全部で18曲。

トラックリスト
01 Alpha Bondy and the Natty Rebels: “Brigadier Sabari”
02 Cameo: “Attack Me With Your Love”
03 Drake: “Started From the Bottom”
04 E-40: “Function [ft. YG, IAmSu & Problem]”
05 Rocko: “U.O.E.N.O.” [ft. Rick Ross and Drake]
06 Sky Ferreira: “Everything Is Embarassing”
07 Maurice Revel: “Pavane Pour Une Infante Defunte (Pavane For A Dead Princess)”
08 Juicy J, Big Sean, and Young Jeezy: “Show Out”
09 TNGHT: “Bugg’n”
10 Stevie Nicks: “Stand Back”
11 The Rolling Stones: “Dance (pt 1)”
12 Ramones: “Here Today, Gone Tomorrow”
13 Raekwon: “Casablanca”
14 Alan Vega: “Jukebox Babe”
15 Carl Wayne: “Blackberry Way”
16 Phil Collins: “Against All Odds”
17 Ariel Pink’s Haunted Graffiti: “Only In My Dreams”
18 Major Lazer: “Get Free” [ft. Amber Coffman]

こういったアーティストによるプレイリストの公開はユーザーのSpotify体験をよりリッチにし、なによりもその音楽の触れ方に大きな影響を与える。今回公開されたこれらの楽曲を聞くことで「Random Access Memories」の印象はまた変わってくるかもしれないし、自分のお気に入りをDaft Punkも聴いているとしってより好きになるかもしれない。

一方で最近流行りの定額ストリーミングサービスはその差別化が難しく、インフルエンサーに協力してもらったユーザー獲得というのは一番手っ取り早い方法だろう(もちろん今回そのような意図があったかどうかは知らない)。KKBOXの「一緒に聴く」やmusic Chefが浜崎あゆみのプレイリストを公開しているのも、SpotifyがDuft Punkのプレイリストを公開しているのも、それぞれの体験は音楽ファンにとっては嬉しいものだが、結局そこでしか聴けないというのはユーザーにとってハッピーなことではない。インフルエンサーの取り合って、ファンはいくつものサービスに登録しなければならない。Daft PunkのプレイリストがDeezerやRdioで公開されることはないだろうし、浜崎あゆみのプレイリストがレコチョクBestやKKBOXで公開されることもないだろう。聴いている楽曲をSNSでシェアしても、そのサービスのユーザーじゃないとすぐに再生できるない。全くクールじゃない。最悪だ。

正直に言って、個人的にはiTunesのように圧倒的なプラットフォームがあれば良いと思っている。さっさと淘汰されないだろうか。

上記のトラックリストからいくつかYouTubeからご紹介。

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