オーストラリアのOliver Hugh PerryによるプロジェクトD.D Dumbo(ディー・ディー・ダンボ)が4ADからデビューアルバム『Utopia Defeated』をリリースした。12本の弦が張られたエレキギター、二台のドラム、いくつものエフェクトペタルを駆使しながら歌い上げる彼の音楽は、Grizzly BearやTune-Yardsのような実験的でサイケな雰囲気をもっている。ジャンルとしては、サイケデリック・フォーク、エクスペリメンタル・フォークあたりになるだろうか。
D.D DumboことOliver Hugh Perryは、メルボルンから数時間の田舎町、カッスルメインで生まれた。一時期ポストパンクバンドに属していたようだが、ソロとして2013年にEP『Tropical Oceans』でデビュー。収録曲「Tropical Oceans」「I Woke Up Covered In Sand」のエクスペリメンタルで、ブルージーな二曲は早耳の音楽ブロガーたちでちょっとした話題になっていた。同じく収録された「Crying」はRoy Orbisonのカバーはエキゾチックでおもしろい。
Warpaint、Tune-Yards、St Vincent、Jungle、Iron & Wineのツアーでサポート務め、2014年に4ADとサイン。DaughterやTame Impalaと共にライブを行い、<Splendour in the Grass>や<Pitchfork Music Festival Paris>といったフェスにも出演した。
デビューアルバム『Utopia Defeated』はとても美しく、彼の純粋のスタイルが表れた素晴らしい作品になっている。アートワークも良く、アナログで欲しい一枚。
D.D Dumbo
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4ad / Ada (2016-10-14)
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