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2018年3月22日追記
2018年6月1日にサービス停止がアナウンスされています。

It’s time we share with all of you some unhappy news. Cymbal is shutting down on June 1st, 2018.


かつて音楽のInstagramと言われ話題になるも、2015年に静かに幕を下ろした音楽共有アプリ「SoundTracking」のファンに朗報だ。非常に似た機能をもつ新アプリ「Cymbal」がここ日本でも話題に……というのは言い過ぎだが、Twitterの音楽好きの中ではちょっとした波が起きている。「Cymbal」は2015年にリリースされたアプリで、制作したのはタフツ大学生のAmadou Crookes、Gabe Jacobs、Mario Gomez-Hallの3名。

cymbla app screen

CymbalはiOSとAndroidに対応し、SoundTrackingやInstagramのようにユーザーをフォローして共有された音楽を再生したり、自分のお気に入りの楽曲を共有することができる。楽曲は、SpotifyとSoundCloudにあるものに限られており、Spotifyの楽曲をフル再生するにはSpotifyプレミアムが必要になる。

Dominno Records、Def Jam Recordings、Ultra Recordsといったレーベル、Pusha T、Yuck、Frankie Cosmos、RAC、Caveman、Cruisrなどのアーティスト、Tiny Mix Tapes、NPR、Pigeons & Planes、Noize、Consequence of Soundなどのパブリッシャー、他にもべニューやフェス、さらにアメリカならではのカレッジラジオもアカウントを開設している。リリース当初からインフルエンサーとなるアカウントを用意しているのは、すでに成熟したアプリ業界で存在感を示す真っ当な方法だろう。

cymbal-feed

実際に使用してみるとどこか懐かしく愛着が生まれるし、アーティストやパブリッシャーのシェアは興味深い。自分のお好みをシェアするのは楽しい行為だが、それが他人にとって楽しいかは分からない。反応がなければ使い続けるのは難しい。この手のサービスは特定のクラスタでハードに利用するのが一番楽しいのではないか思うことがある。音楽共有をするという行為を切り分けて独立させるにはリスナーの熱量が必要だ。

誰もが音楽に関心をもつ、食べ物のように日常的な存在になったらどれほど楽しいだろうと思う。

Cymbal
cymbal.fm / iOS / Android

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