NYのシンガーソングライター Cassandra Jenkins の2作目となるアルバム『An Overview on Penomenal Nature』がBA DA BINGからリリースされた。これが今年のベストアルバムに入るであろう傑作。
プロデューサーはマルチプレイヤーのJosh Kaufman。最近ではTaylor Swift『Folklore』『Evermore』にも参加していた。サウンド的にはアンビエントフォーク/チェンバーポップということになるのだろうか。
暖かなファズギターとドラムビートが心地よいリードシングル「Michelangelo」についてCassandraは辺獄にいることについての曲だと語っている。人はトラウマがあってもバランスを見つけてしまう。
「Hard Drive」では詩の朗読とともに4つのシーンが移り変わり、瞑想とともにきらびやかなエンディングを迎える美しい曲。「自然とのつながりを失うと、私たちは精神、人間性を失う」と彼女は説明している。
ラストの「The Ramble」はセントラルパークでフィールドレコーディングされたであろう鳥たちのさえずりを共に歩んでいくソウルフルなインストゥルメンタル。何かが変化したのか、見方が変わったのか、絶え間なく変化する世界でも自分は変わらないのか……いずれにせよ、どこかポジティブな雰囲気が見える。
色々あるけど自然にやっていこう。
Cassandra Jenkins
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