「どうやって本当に音楽を聴きたい人のもとに音楽を届けるのか。今、音楽業界が考えるべきはそのことだ。」まさにそう思う。

音楽を復活させるひとつの正解 サブスクリプションサービス

アナログがデジタルに置き換わった時点で、音楽業界は次の一手を考えるべきだった。どうやったら音楽から利益を上げて食っていけるかを考えるべきだったのだ。CDというシステムに固執した理由は90年代に儲かったからだろう。でもそれはアナログ時代の終焉の幕開けでもあった。あのとき違うシステムを考えられていれば、音楽は違う形で今も生き残れていたかもしれない。

音楽はどうすれば復活できるのか?それは何よりいろいろな人にいろいろな曲を聴いてもらうことだ。今のようにテレビを見ない、CMソングもドラマの主題歌も知らない人たちに、どうやっていい音楽を届けるのか。そのひとつの解答は安価なサブスクリプションサービスだと思う。全レーベルが参加する古い曲から新しい曲まで利用できる月額500円程度の聴き放題サービスができないだろうか。

上記エントリーのキッカケとなっているCDが売れない本当の理由という記事から以下引用。

Q.なぜCDを購入しないか、その理由を教えてください。
インターネットショップ(itunesStoreなど)で購入するから 18.7%
レンタル店で借りるから 49.0%
音楽ソフトを購入しない 35.9%
そのほか 7.5%

まぁあれですよね、知ってたけどみたいな。確かに産業としては落ちてはいますけども、音楽シーンで言ったらやっぱり今が一番面白いんですけどね。その熱量が上手く大衆に伝わっていかないというのが残念だと思います。初音ミクとか特に。

そういえばドコモ、タワーレコードを子会社化というニュースがありましたが、NTTドコモが子会社化の理由として上げられているのはCD/DVDのコマース販売強化のため。むむむ。上記の質問をもう一度見て欲しい、「インターネットショップ(itunesStoreなど)で購入するから 18.7%」というのは、iTunesと言っているくらいですから、ダウンロードがメインと考えて良いのでしょう。ではその内コマースの割合はどのくらいなのでしょうか。

データを調べてないので、なんとも言えないが、音楽聴取はCDからダウンロード、さらにストリーミングへと移っています。そのような状況のなかで、CDのコマースが伸びるとは予想できないんですが、どうなんでしょうね。

Latest