via Mind of a Genius Rocords
以前もCome In Come Outでご紹介したZHU(ズー)が＜ULTRA JAPAN＞に出演する。
2014年「Moves Like Ms Jackson (Outkast Cover)」とともにインターネットに舞い降りたZHUの評判は瞬く間にブロゴスフィアを駆け巡った。続いてドロップされた「Paradise Awaits」でZHU旋風は加速し、同年4月に公開された「Faded」は世界中のクラブでヒット。「Baby, I’m wasted, all I wanna do is drive home to you. Baby, I’m faded, all I wanna do is take you downtown.」という印象的なフレーズと、グッと身体を引っ張るようなトラックは一度聴けば虜になる。ファルセットボイス、ミドルテンポのハウストラックはDisclosureからの影響が大きそうだ。
ZHU – Faded
ZHUは2014年4月に『The Nightday』、2015年11月に『Genesis Series』という2枚のEPをリリースしている。『Genesis Series』はAlunaGeorge、A-Trak、Gallant、Skrillexといった面々が参加した全曲コラボ作品。豪華なゲスト陣は彼の才能の裏付けとも言える。今年、2016年は＜Coachella Valley Music and Arts Festival＞に出演し、7月に1stアルバム『Generationwhy』をリリースしたばかりだ。
ZHU x AlunaGeorge – Automatic
ZHU x Skrillex x THEY. – Working For It
当初は全く不明だった彼の素性も徐々に明らかになってきている。本名はSteven Zhu。1989年生まれの中国系アメリカ人で、南カルフォルニア大学で音楽ビジネスを学んだという。彼が所属しているレーベルMind of a GeniusにはGallant、THEY.、Klangstofが所属している。レーベル主宰のDavid DannはZHUと同じく1989年生まれだ。
初のアルバム『Generationwhy』は正直なところ、いくぶん拍子抜けかもしれない。「Paradise Awaits」「Faded」「Superfriends」ほどのパワートラックはなく、ありふれた印象を受ける。と言えダンスミュージックとしては機能しているし、相変わらずダークでセクシーだ。今風に言うと、これがトロピカルハウスなのだろうか。トロピカル感(?)はないが、夏の締めくくりには相応しい。
ZHU
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