音楽ストリーミングサービスSpotify(スポティファイ)の有料会員が4000万人を突破した。Spotifyは今年5月に有料会員が3000万人を超えたと発表したばかりで、わずか半年で1000万人もの会員を集めたことになる。サービス全体のユーザー数はすでに1億人を突破している。

インドネシアでのサービス開始や、デートアプリ「Tinder」との提携、CrowdAlbum買収と、今年も話題が続くSpotifyだが、いよいよ日本でもサービスを開始すると報じられている。マイナビニュースなどによると、Spotify Japanが今月29日に都内で何らかの発表を行うという。また、当日はCEOで共同創業者のダニエル・エクも来日し、登壇するとしている。

「Spotify」ついに日本上陸か – 9月29日に発表会を開催 | マイナビニュース

Spotifyは広告つきの無料プランが存在する、いわゆるフリーミアムモデルを採用しているが、日本ではそのモデルが障壁とされていた。サービス開始は何度も噂になったが、なかなか現実とならず、AWA、LINE MUSIC、Apple Music、Google Play Music、Amazon Prime Music、Rakuten Musicに先行を許している。

競合にあたるApple Musicの有料会員は1700万人。6月のWWDCでは1500万人と発表されており、こちらも急激にユーザーが伸びている。各社、新作アルバムや特別コンテンツの独占配信を武器としているが、ユーザーからするとその様子はいささかくだらない。

独占配信に不満を抱いているのは音楽にお金を払う意思のないリスナーだけだと、Glass氏は米国時間8月23日のブログ記事で示唆した。しかし、そうした主張は、ほかの有料サービスを利用しているという理由だけで、好きなアーティストの楽曲を聴けない音楽ファンからすると不公平だ。

出典:CNET

すでに市場が飽和状態になっている中、どのように日本でブランドを構築するのか、今後の展開に注目したい。正直、サービスそのもののクオリティはSpotifyが頭一つ抜けている。

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