サマーソニックへの出演決定した今大注目のシンガーソングライター、Gabrielle Aplinのデビューアルバム English Rain。とある媒体用にライトなレビューを書いていたんだけど、蓋を開けたら日本で配信されてなかったということでボツになったくさいので、ブログで。レビューっていうか簡単な紹介というか。
Gabrielle Aplinはイングランド南部の田舎町ウィルトシャー出身で現在20歳。11歳で両親(”完全にヒッピー”らしい)からギターをもらい、Nick Drakeや Bruce Springsteen、Joni Mitchellを聴いて育ったという。やがてYouTubeにBob Dylan、Adele、Katy Perry、Coldplayなどのカバー曲をアップしはじめ(今まで100本以上の動画をアップロードしている)、その歌声は徐々に口コミで広がっていった。YouTubeを通して知名度が上がり、デビューした今でもファンを大切にしているのがとても印象的。
17歳で自身のレーベルNever Fade Recordsを自宅のベッドルームで開設。BBCのローカルラジオなどでプレイしている。そのころ自主制作のファーストEPをiTunesで配信したのだが、これがなんと英iTunes総合アルバムチャートで最高25位を記録。異例の事態となった。その後も勢いは止まらず。2枚目のEP Naver Fadeで英iTunes総合アルバムチャート14位を記録。アメリカでも100位以内、オーストラリアでも50位以内とその勢いは世界に。
3枚目のEPHomeの1曲目“Home”は当初フリーダウンロードで公開。これまでにYouTubeで500万回以上再生されている。
あとであと男たち殺しにいこう。
19歳でパーロフォンと契約し、昨年リリースしたシングル“The Power Of Love”(Frankie Goes To Hollywoodのカバー)で全英シングル・チャートで1位を獲得。YouTubeでは100万再生に届きそうな勢い。
今年5月、JamiroquaiやKylie Minogueなどを手がけてきたMike Spencerをプロデューサーにむかえリリースされたデビューアルバムは全英アルバム・チャートで初登場2位を獲得。サマーソニック東京への出演も決まった。
今作はポップで爽快なファーストシングル「Panic Cord」で幕を開ける。アルバムの幕開けに相応しい曲だが、歌詞は男女のスレ違いを歌う切ない内容。
“Please Don’t Say You Love Me”は女性にはわかるって感じでしょうか。
“Salvation” ストリングスが入った壮大なフォークナンバー。ああ確かにJewelっぽい感じも。
美しいバラード“Start Of Time”でアルバムは締めくくられるのだが、このアルバムは是非デラックス・エディションで聴いて欲しい。デラックス・エディションのボーナストラックには“Evaporate” “Wake Up With Me”と本編収録曲の弾き語りバージョンが収録されている。“Evaporate”はエモーショナルで力強いナンバー、“Wake Up With Me”は打って変わって囁くようなボーカルが心地良い1曲。シングルカットできるレベル。っていうかここでこんなこと書いてもスキル不足のため伝わらないので聴いてくれ。
とにかく、余韻が残る繊細なボーカルとアコースティック・サウンドがマッチした心地良いアルバム。クオリティもボリュームも充実した素晴らしい1枚に仕上がっている。ジャケ写も可愛い。本人もだいぶ可愛い。こらからの活躍にも超期待。
サマソニ見たいなぁと思ってたら売れ切れてました。グラストンベリーのステージ素晴らしいじゃないですか。絶対良いよ。行く人みなよ!!ってか可愛いなおい。
アルバムのほうですが、輸入盤はすでにリリース済み、国内盤は8月7日のリリースされるようです。なんでこんな遅いんだよ!デラックス・エディションで良いと思う。
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