MØのデビューアルバム No Mythologies To Follow を聴こう

2015/06/01

シンガーソングライターKaren Marie Ørstedのソロプロジェクト、MØ(ムー)。

彼女の存在が広く知られるようになったのはMajor Lazer & DJ Snakeの“Lean On”だが、2014年リリースのデビューアルバムNo Mythologies to Followも素晴らしい。GrimesやPurity Ring、Twin Shadowを彷彿とさせるエレクトロ・ポップ。さっぱりしていて聴きやすく、カッコイイ。センスはやはり抜群。

MØ – Waste of Time

MØは1988年デンマークに生まれたシンガーソングライター。

2012年にデビューシングル“Maiden”をリリース、2013年には“Glass”、“Pilgrim、“Waste of Time”といった楽曲を発表しており、早い段階からインディー音楽ファンや海外音楽メディアの注目を集めていた。2013年8月には、Aviciiのデビューアルバム収録の“Dear Boy”にフィーチャーされている。Aviciiのマネジメントと契約しているとのこと。同じく8月、Diploをフィーチャーしたニューシングル“XXX 88”発表している。

Avicii – Dear Boy

MØ – XXX 88 ft. Diplo

MØ – Don’t Wanna Dance/figcaption>

MØというアーティストネームについて気になっていたのだが、音楽ブログTOO EARLYのインタビューで以下のように語っている。インタビューもぜひご覧いただきたい。

――あなたのステージネームである「MØ」は、本名のKaren Marie Ørstedから取られたものだと思いましたが、実際はどうなのでしょうか？

あなたたちはこのステージネームを私の本名の頭文字から取って名付けたんだと思っているのね。この名前は2009年に思いついたんだけど、その頃の私は今とは全く違った音楽をやっていたの。ちょっぴりださいシンセと唾を飛ばしまくりのクラップ・ラップをとびっきりヘビーなベースプロダクションに乗せたような音楽をね。その時に書いていた歌詞がこれまた下品で軽薄な感じだったから、自分のことをデンマーク語で「乙女」や「処女」を意味する「MØ」って呼ぶのは全く正反対で面白いなって思ったの。それにこれってすごく良い名前だとも思ったわ。若さや繊細さ、敏感さ、力強さ・・・そういった全ての意味がこの言葉には含まれていて、それが私の音楽性にはピッタリだなって思ったの。